乳がんについて 健康の重要性

 生きるうえで健康ほど重要なものはない、といっても過言ではあるまい。なぜなら、よい人生には幸福が必要であるが、幸福は健康が失われると大いに減少するからである。不健康は苦痛と倦怠を生み出し、幸福のための趣味や仕事といった活動を阻害する。またいい事があっても心に一抹の不安があれば十分に幸福を感じられないように、不健康による精神的・肉体的苦痛のために幸福を十分に感じることができない。幸福は誰もが求めるすばらしいものだが、その内の九割くらいは健康が担っていると言っても差し支えなかろうと思う。試しに病魔に侵された自分を想像して見るとよい。全身が絶え間なく痛み、ろくに起き上がることもできない。寝たきりであるので、どんなに財産があっても治療費以外に使い道はないし、楽しい活動もできない。死への不安や苦痛から、精神は安らぐ暇もない。 ところが「失って初めて健康のありがたみが分かる」とはよく言ったもので、われわれは自分の健康に無頓着である。平気で体に悪いことをするし、自分の体がどうなっているか省みることはまれである。自分が病気になるとは思っていない。 例えば乳がんは、日本では二十人に一人が患い、死亡率は三十パーセントだと言う。健康どころか生命を失う危険のある病気だが、乳がん検診を受けたことのある人がどれだけいるだろうか。健康に関心が薄かったり、自分の健康に自信があって癌にはなるまいと思ったりで、手間と金をかけて検診を受けるには及ばないと考えているのだろう。 まず健康に関心の薄い人は、幸福などどうでもいいという人を除いて、健康のことをもっと考えるべきである。健康を重要性については先に述べた。健康に自信のある人も定期的に検診を受けるべきである。なぜなら誰にでも病気になる可能性はあるから、早期に発見すれば治療が容易だからである。 健康に金と時間をほとんど使わない人でも、趣味や愛好しているもの、食事、遊び、生活を豊かにするもの、この内最低一つには使うだろう。なぜなら金と時間は幸福のために使うものだから。幸福のためにはおしみなく手間と金を使う人が、その土台である健康のためとなると、途端にけちになるのは不思議である。健康が崩れれば、その上に立っている幸福も失われるというのに。 幸福な生活を続けたいのならば、幸福ばかりを追い求めるのではなく、その前提になる健康を保持して行かなければならない。となれば、娯楽に費やす時間と金のせめて半分くらいは健康に割くのが賢いやり方と言える。 ところで乳がん検診ではマンモグラフィー撮影検査をした方がよい。というのも視触診ではしこりのない乳がんの発見が困難だからである。それなりの費用がかかるだろうが、高いか安いかは健康への考え方次第である。定期検診が健康への賢い投資であることは言うまでもない。

カテゴリー: ビューティー — admin 4:54 PM